- Onohana
個展『泡とねばり、とうきょう』
個展のフライヤーが完成しました。
制作は、盛岡のデザイン事務所 homesickdesign さんにお願いしました。
私の脳内をそのまま表していただいたかのような感じ。
文字列は崩れ、風景が縦横無尽に変移して、
しかし思考する言葉も然として並ぶ、シンプルな無秩序次元です。
素敵なフライヤーを作っていただき、本当にありがとうございました。

日程 : 2017年6月30日(金)〜7月12日(水) 木曜休廊
開場 : 12:00 〜 20:00
会場 : 新宿眼科画廊 〒160-0022 東京都新宿区新宿5-18-11
現在小野は、「東京」をモチーフに
抽象風景アニメーションを作っているわけですが、
今回の展示は、その完成映像の上映会としてではなく、
「抽象風景のメタモルフォーゼという思考」を鑑賞者と共有し、
新たな風景に飛んでいこう、散歩しよう、旅をしよう。
そして、「東京ってなんだ」ということを、
印象や歴史や経済や時間軸を飛び越えて、再認識しようとするものです。
この展示を経て、いずれは1本のアニメーションビデオとして完成させます。
会場では、イメージボードやドローイングの展示と販売と、
もちろんグッズも並べますし、
また、参加型の壁を用意する予定です。
今回の展示では、過去作の上映は行いません。
現在取り組んでいる抽象風景アニメーションの制作経過を、
コンセプト的に展開するものです。
新しいドローイングと新しい作画断片を、ぜひ観にいらしてください。
(参考程度に昔のドローイングも少し並べるかも。視点が変わってると思うので。)
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アニメーション制作を始めて約5年、
「作画は思考だが、完成させて人に見せる頃にはその思考は終わっている。」
と、常日頃感じてきました。
ビデオになってしまった映像は、形もないのにもう変えられない。
鑑賞者とのコミュニケーションは一方的で、イメージの交流がない。
その物足りなさを、
今回どうにか打開してみたいと思って企画したものです。
風景を流動させる思考を、共有したい。
宇宙も時空も、身体も視野も飛び越えたい。
このスケールで人と一緒に旅をする体験を、アニメーションで実現したい。
そして逆説的に、現在に、人に、生命に触れたいと思っています。
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お待ちしています!