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個展終了しました。


新宿眼科画廊さんでの個展『泡とねばり、とうきょう』、

12日に無事終了しました。 ご来場くださったみなさま、

連日あっつい中、

本当にありがとうございました。

差し入れまでご配意くださった方、

わざわざ本当にありがとうございます。大事にいただきます。

フライヤーを置いてくださった方もありがとうございました。

アニメーション制作過程展、ということで

主に構想の工程を公開して、

完成映像も本編に使う原画も全くなく、 完全に自分のための実験の場としていました。



壁に飾っていた絵は、

本編に組み込まれることはないものです。

が、画材の選定のための実験になったので、

新作はあの、アクリルと水彩と鉛筆を

混合させたテイストになると思います。


上映していた映像は、

見え方を試したくていろいろと編集してみたものでした。

フレームレートや、画角、切るタイミング、天地の見え方。

such a good place to die の無音逆さま上映もしました。

逆さまの顔は認識が正しくできなくなるのと同じなのか、

天地も逆だと、落下現象や重力感が認識できないので、

見える風景が違うものになったシーンもあったりしました。

上下逆にして作画していたところは自分で見たらすぐにわかったし、

作画の身体性ってやっぱり重力に準じているんだなぁと、

地球の生き物だなぁ私、と思い至り

視野の限界を一つ知りました。

やっぱり大きく映し出すと見え方変わりますね。

完成までに何度か経て行きたい。

展示全体の狙いとしては、

アニメーション作品は、完成までにものすごく時間がかかるので、

仕事と制作を並行する暮らしの中、

完成まで何ヶ月も何年も沈黙になりかねないのを

なんか別の発表アプローチとして成り立たせられないかと思ったことと、

抽象風景は視覚からの想像力によって多分

見る人にとって見えたり見えなかったりが極端なのかな、と

過去いろいろ制作・発表する中で感じてきたのを、

完成映像を数分見ただけでは見えてこないだろう部分を

調査や構造設計の段階を伝えることによって

よりたどり着きやすくさせる効果があるんじゃないかと考えたこと、

そして、fixしてしまったら

もうその映像の世界について他者と考えたり話したことを

作画や世界に描くことが出来なくなってしまって寂しいので、

構想段階のまだこねこねできる間に

人と関わりたいと思ったことがあります。




制作過程展、やってよかったです。

構想を鑑賞者と共にするアプローチは

もっと良いアイデアを練るべきだろうなと思うんですが、

ひとまず完成前にネタをさらけ出すことの意義がちょっと見えました。

もちろん、ネタバレをして意義があるかどうかは

世界観やヴィジュアルのアプローチによると思います。

私の抽象風景では、意義がありそうでした。

完成映像は体験として、最後にとっておけそうでした。

旅行みたいなもんとも言えそうです。

事前にその土地の地図や天気、余裕があったら歴史とか調べてみたりして、

実際に出発したらその場所での経験を楽しむというか。

それと作画体験の机は、

思ってたよりもたくさんの方に書いていただいて。

私も楽しみました。

初日から最終日まで一枚ずつ描き重ねていっていただいた

「とうきょう」の文字、

最終日にはとんでもない形になっていました。

同じものをなぞる、という単純な、一見間違えようのないことが

たくさんの人の視点やちょっとした物理的条件で

どんどん変化していくことを体現できました。


作画用紙を初めて見る方も多く、

アニメーション制作の手元について、

初めて想像する機会になった人もいたのではないかと思います。

1枚実際に描くことで、

映像として見えるスピード感と、

脳内に流れるイメージのスピード感と、

手の筋肉の動きの重さとの、それぞれのギャップを

感じていただけたり。

そして、それを何千枚と繰り返してようやく数分になることを思って

ゾッとされたりもしたようです。

楽しんでいただけたんだなと。よかった。

この作画は、今月中をめどに編集して映像として公開します。

参加してくださった方も、そうでない方も、見ていただけたら。

この変わりに変わった「とうきょう」を

シンボルにしてTシャツにしたら面白いんじゃないかと

アイデアをくださった方がいて、良いなって思って〜

いつかの機会にこさえてみようかな〜

今回の構想が実際に完成映像になるのは、

順調にいけば来年の夏ころになるはずです。

会期中に会場で、字コンテまで一通り形になったので、

今後は絵コンテに起こし、

作画と撮影の体制を整えて…

…使いたい紙が分厚いのでライトボックスでその紙に描くことは断念して

普通の作画用紙に作画したものをプロジェクターで手元に映し出して

それを着彩で再現する形かなぁ。。

とほうもないかなぁ。いけるかなぁ。

完成まで頑張りますので、

展示見に来てくださった方、あれがこうなったかーって

ぜひ体験しに来てください。

展示来られなかった方も、

今までの私の作品とは多分数段レベルが上がったものになると思うので

完成見に来ていただけたら嬉しいです。

12日間、本当にありがとうございました。

またどうぞよろしくお願いいたします。


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