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North Wind Project vol.2 Metamorphose


更新しているこの日、9月24日からあと5日後の今日、

私は岩手県岩手郡岩手町の、石神の丘美術館にいます。

なぜかというと、

企画展に呼んでいただいて、岩手県在住の作家2人とともに、

3人で展示をすることになったのです。

5日後の29日には、開場式が開かれます。

初日勢揃いのその日に、アーティストトークも行われることになっています。

(是非いらしてください。)

同時に展示される作家さんは、

鈴木研作さん、石田貴裕さんです。




North Wind Project 北から吹く風、

岩手にゆかりある若い作家を、緩やかなテーマのもとに紹介するシリーズ企画。

今回のテーマは『Metamorphose』。

メタモルフォーゼです。

変化・変容。変身。

アニメーションの技法として、とても基本的な、

初歩の初歩と言っても差し支えないようなこの言葉ですが、

この企画展や、岩手県の美術芸術界隈におけるのファイン系の根強さをみても、

絵画や写真を主な表現として選んでいる作家さんが多い中での、この言葉。

アニメーション以外で語られるメタモルフォーゼについてを思うだけで、

すでに何か思考を飛ばしてくれる感じがしますが、

私だけはなんだか、昇華された視野や意識や思考としてのメタモルフォーゼではなく、技法としてのこってこてなメタモルフォーゼの例として鎮座してしまうような気がしてこなくもない。。

時代が変わって、手頃な労力でメタモルフォーゼを

単純にまさにその意味のみで創作し、存在させられるようになったわけですから、

おそらく個人短編アニメーション作家という自分の肩書き上では、まず、

「短絡的な結論を出してくるなよ」という

見えない仙人からの睨みを感じてしまうわけです。

他の作家さんと比較したら、

動きに対するアプローチが、もしかしたら真逆なのかなぁ、とか

(真逆って言葉、安易ですが。)

考えてみたりもするわけですが、

こればっかりは会期が始まらないと何とも。

私も他のお二方の展示されたものをじっくり見て、

なんか見つかるといいなぁと楽しみにしているところです。

うーん動いているものもすべて停止しているものの中に落とし込むのと、

実際に動かすのとでは、

何が違ってくるんだろう。

・・・と動かしている側としてそれっぽいことを言っていますが、

実は今回、私の展示作品の一番強いものは、

おそらくドローイング作品です。

60号サイズで3枚制作しました。連作的なものです。

私が普段制作しているアニメーション作品は、

シアター、映画館での鑑賞を前提にしているので、

どうしてもギャラリーやアートスペースでの展示では

簡易版と言いますか、上映環境としては劣化状態にならざるを得ません。

今まではそれでも、世界を知ってもらうきっかけになればという想いで、

(だってとにかく岩手でシアターを借りることは現実的にめちゃ難しそうだし、)

持ち札の中では最上等なスピーカーを持ち歩いて

展示・上映会を行ってきていたわけですが、

ちょっといろいろ考えて、

もう少し上映環境の許せる最低限のラインを上げていこうと思い、

今回は、簡易シアターエリア、のような展示にはしませんでした。

映像の展示はあります。

ですが、音のない展示になります。

そして、私の中でのこの展示のモチベーションは、

『イメージボードの力を考える』にちょっと重心を寄せようと考えました。

去年新宿で個展をした時にも、

『制作過程展』というコンセプトがありました。

でもその時は、「まだまだ辺鄙な個人アニメーションをわかってもらうために分解して伝える」みたいな意識があったと思います。どこかに。

でも、今回は、そういう配慮が根本にある「過程展」ではなくて、

あくまでも私が「アニメーションにできないほどのイメージの噴出を、体力と環境の最大限を使ってぶつけてみよう」みたいなニュアンスです。

こういう世界が見えているんだけど、

こんなに描き込んだら絶対に完成できない。とか。

この画材でアニメーションにするのは難しすぎる。とか。

そういう枷を一旦無視して、

とにかく湧き出た分を出しとこう(部屋の大きさが許す限り)!

という、やんちゃな意気込みです。

会場で見ていただければわかると思いますが、

再現性のないドローイング、あるいは

アニメーションしようと思ったら10年必要な描き込みになっています。

私がイメージの通りに動かすのは多分無理。やらないはずです。

10年掛けても制作するべきなのでは、という考えもわからなくないのですが、

きっと10年後には違う考えを持っているはず。

そこに固執したくないので、もっと短期で手放していきたいのです。

だからおそらく、その絵はアニメーションにはなりません。

でも、描けば描くほど、

動いている、変化している、展開するイメージばかりに結びついて、

この絵はきっとどこまで行っても絵画にはならず、

イメージボードでしかないのだろうなと思わせられもします。

そんななりゆきで、今回も私にとっては『制作過程展』です。

実際、今取り掛かっているシアター短編アニメーション作品と

思考は完全に繋がっているので、まぁまんまな意味でもあります。

展示詳細です。

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会  期 : 2018(平成30)年 9月29日(土)~11月4日(日)   開館時間 :  午前9時から午後5時(入場は4時30分まで)            ●9月29日(土)は、午前11時から開場式を行い、正午より一般公開します 休 館 日 : 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合翌日) 入 場 料 : 一般 300円/大・高生 200円/中学生以下無料        ●20名様以上の団体または岩手町民の方は2割引です

       ●75歳以上の方は5割引です 受付に年齢が確認できるものを提示ください        ●障害者手帳の交付を受けている方は無料、介助者(1名)は5割引です        ●屋外展示場はリニューアル工事のためお休みしています(2020年春まで)  ★レシート割引   隣接する、道の駅「石神の丘」(産直・レストラン)の

 500円以上のレシート(当日のみ有効、合算可、500円ごと1名)を

 美術館受付に提示すると、観覧料金が2割引になります。  ぜひ、道の駅と美術館、両方をお楽しみください!

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【出品作家によるギャラリートーク】 9月29日(土) 午後1時30分~(60分程度) 作品について出品作家がお話します。 予約不要・聴講無料(ただし観覧券が必要です) ギャラリートーク終了後、ホールにて出品作家を囲んでの ティーパーティを開催します。 (石神の丘美術館友の会主催/参加無料) 【ギャラリーコンサート「松井利佳子 ピアノリサイタル」】 10月7日(日) 18時~/美術館ギャラリーホール 盛岡市出身・在住のピアニスト 松井利佳子によるピアノリサイタル。

前売り券販売中 詳しくはこちら

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岩手町立 石神の丘美術館

North Wind Project vol.2

Metamorphose

http://blog.ishigami-iwate.jp/?eid=940

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是非お越しください。

秋めいた岩手楽しみだな〜

#石神の丘美術館 #展示 #ギャラリー #メタモルフォーゼ

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